カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

破蕾 冲方丁

冲方丁を久しぶりに読みました。 江戸時代における女の市中引廻しがどのようなものだったのか、よくわかりました。 この本は時代官能という分類ですが、冲方丁らしい深い時代考察のため、当時の雰囲気を感じることができました。 武家社会では仕事や役割が細…

映画 あゝ荒野 後編

後編を観ました。兎にも角にも、主題歌のBRAHMAN『今夜』を感動したまま聴きたいという気持ちで、どう自分が感動できるのか期待しながら観ました。感想としては、すごい映画であり、間違いなくボクの名作リストに入ったということです。長編映画は名作という…

【レビュー】映画 あゝ荒野 前編

ボクは、この映画を観て(まだ前編だけですが)、ボク自信が映画に何を求めているのかわかりました。心揺さぶられる瞬間を求めているのだと確信しました。日常や現実を一切忘れて、没頭できる映画を探して日々観続けているのだと思いました。それはホラーで…

【レビュー】映画 ザ・ウォール

その題名のとおり、壁を挟んでの攻防ですが、先日観たグレートウォールのような立派な壁ではなく、ボロボロの壁を挟んで、アメリカの狙撃兵(アイザック)とイラクの狙撃兵(ジューバ)が対峙し続けるものでした。 2人は、対峙して無線を使って会話を重ねて…

【レビュー】映画 幼子われらに生まれ

https://youtu.be/M3IUP7tZp50 [blogcard url="http://osanago-movie.com/"] 当分昔に原作を読んだことがあるという記憶はありましたが、ストーリーは何となくこんな感じだったかなというぐらいしか覚えていませんでした。 印象的な題名で、重松清の作品が…

【レビュー】楽園のカンヴァス 原田マハ

絵画がテーマで、ずっと読みたいと思っていた小説でした。ルソーやピカソ、美術館等の基礎的理解を深めつつ、スマホ片手に読み進めました。 写真が誕生してから絵画は芸術としてさらに発展することを迫られますが、それによる前衛的、近代的と言われる画家…

【レビュー】特攻の島 佐藤秀峰

[caption id="attachment_977" align="alignnone" width="354"] https://www.amazon.co.jp[/caption] ついに、ついに、「特攻の島」を読み終えました。 全9巻ではありますが、実に初巻から9巻まで、12年の月日が流れていました。 なかなか次巻がでない…

【レビュー】映画 リピーテッド

p; 朝起きると、記憶がなくなっていて、10代の頃の自分に戻るという設定はよくあるのかなと思いつつ、ストーリーがどう展開していくのかワクワクしながら見ました。 ニコール・キッドマンはどんな役でもはまるなという印象はありますが、恐怖や不安を演じる…

【レビュー】映画 ゼロ・グラビティ

 宇宙空間は魅力的ですが、船外に出ることは危険なことなのだとわかりました。 ストーリーとしては、特筆することはないのですが、無重力の表現と宇宙空間の様子がリアルだと感じました。 ボクは宇宙には行ったことなどないのですが、それでもリアルだと感…

【レビュー】くちぬい 坂東 真砂子

ロスジェネ、ゆとりなど、世代によって独特な思考があるように、団塊世代前後にも特徴的な傾向があるように思います。 昭和一桁生まれの人びとは、思春期前後の終戦によって価値観の崩壊を経験したことにより、自分たちが日本を作り上げなければいけない使…

【レビュー】 幕末 戦慄の絆――和宮と有栖川宮熾仁、そして出口王仁三郎 加治将一

 南朝革命論の流れで読みましたが、やはり幕末を南朝革命という視点から見た時のすっきり感を感じられました。 和宮の左手がないという切り口から、和宮すり替え論に発展し、旭形亀太郎、有栖川宮熾仁、出口王仁三郎と続けば、読み終えるまでは抜け出せない…

【レビュー】映画 リトル・フォレスト夏・秋 冬・春

自給自足の生活は美しいと思いました。 質素とかシンプルな生活とか、必要なもの以外はいらない、必要なものだけで十分豊かな生活が遅れるとか思いながら見ました。 少ない荷物、少ない食料で生活することは、必要なものが引き立つから、人の存在感が大きい…

【レビュー】映画 夏の終わり

またもや原作を読まずに映画の方を先に見てしまいました。 満島ひかりに夢中なボクは、瀬戸内寂聴とどうシンクロするのかという興味が先行してしまったのですが、映画を先に見て正解だったのではないかと思いました。 https://www.youtube.com/watch?v=PO-E…

【レビュー】映画 永い言い訳

[caption id="attachment_863" align="alignnone" width="620"] http://www.daddo.jp/?p=32635[/caption] 起承転結のはっきりしたストーリーも面白いのですが、やはりボクは人々の一場面をくり抜くような邦画が好きなのだと確信しました。 今のボクにとって…

【レビュー】映画 グレートウォール

 万里の長城は、マンガ「魁!!男塾」で、田沢、松尾が万人橋をかけるシーンが印象的ですが、その時のボロボロの万里の長城ではなく、鉄壁な万里の長城が描かれていました。 [caption id="attachment_832" align="alignleft" width="450"] 魁!!男塾[/caption…

【レビュー】映画 海街diary

風景の場面が心地よかったです。 娘が漫画で読んで良かったから映画でも見たい、ということで娘と一緒に観ました。 3姉妹とすずのキャスティングはこれ以上ないと思えるほど適役でした。 https://www.youtube.com/watch?v=klRrF-EMvk4 それぞれのイメージ…

【レビュー】山と食欲と私 信濃川日出雄

[caption id="attachment_770" align="alignnone" width="218"] https://www.amazon.co.jp/[/caption] ボクもときどき、登山やキャンプを楽しんでますが、なにぶん、平日が活動メインなので、一緒に行ける友人が少なく、人に合わせるとなかなか行けません。 …

【レビュー】映画 ハンガーゲーム

[blogcard url="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0-DVD-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9/dp/B0083Z0V9…

【レビュー】映画 ヒミズ

ヒミズ コレクターズ・エディション【Blu-ray】 [ 染谷将太 ] 価格:5637円(税込、送料無料) (2017/12/1時点) ヒミズ1巻【電子書籍】[ 古谷実 ] 価格:540円 (2017/12/1時点) マンガはすでに読んでいたので、ぼんやりとストーリーを思い出しながら観ました…

【レビュー】 Iターン 福澤徹三

Iターン (文春文庫) [ 福澤徹三 ] 価格:831円(税込、送料無料) (2017/11/28時点) サラリーマン社会とヤクザ社会の対比が面白かったです。 組織からの視点で見たとき、擬似家族という前提で構成されるヤクザ組織は、資本主義上の会社組織と比べて、むし…

【レビュー】昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉

昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫) [ 木皿泉 ] 価格:648円(税込、送料無料) (2017/11/27時点) 設定を掴むのに時間がかかり、いつ読むのをやめようかと思いながら読み進めましたが、そこはやはり2014本屋大賞2位は伊達ではなく、いろいろな伏線や横の…

【レビュー】日本人の9割に英語はいらない 成毛眞

日本人の9割に英語はいらない 英語業界のカモになるな! [ 成毛真 ] 価格:1512円(税込、送料無料) (2017/11/20時点) 確かに日本の英語教育は、英会話として通用しないと思いました。 文法至上の受験用の英語を元に会話をすればくどい表現になる、というの…

【レビュー】白日の鴉 福澤徹三

白日の鴉 [ 福澤徹三 ] 価格:1944円(税込、送料無料) (2017/11/16時点) 「それでもボクはやってない」(2007年公開)を思い出しました。 それでもボクはやってない スタンダード・エディション [ 周防正行 ] 価格:3365円(税込、送料無料) (2017/11/16時…

【レビュー】死にたくなったら電話して 李龍徳

死にたくなったら電話して [ 李龍徳 ] 価格:1620円(税込、送料無料) (2017/11/14時点) 腑に落ちないのですが面白く読めました。 人は他人にどれだけ影響を与えることができるのかという点で、結果的に影響を受ける側の心の持ちようだとも感じました。 何年…

【レビュー】明治天皇“すり替え”説の真相: 近代史最大の謎にして、最大の禁忌 落合莞爾

明治天皇“すり替え”説の真相近代史最大の謎にして、最大の禁忌【電子書籍】[ 落合莞爾 ] 価格:1650円 (2017/11/10時点) 「明治天皇のすり替え」はあったのか? 「フルベッキ写真」の真相は?ということで、落合氏と斎藤氏の対談を交えながら、それぞれの主…

【レビュー】花渡る海 吉村昭

花渡る海 (中公文庫) [ 吉村昭 ] 価格:905円(税込、送料無料) (2017/11/9時点) 人は置かれた環境の中でベストを尽くそうとするのが自然な姿なのだと思いました。 言い換えれば、人は、どのような環境に置かれるかは運でしかありませんが、その中でベスト…

【レビュー】横浜1963 伊東潤

横浜1963【電子書籍】[ 伊東潤 ] 価格:1404円 (2017/11/7時点) 人は多面的であり、置かれた環境やその場面ごとに、その表面的な人間性を変化させるのだとすれば、多面性が強い人ほど評価されやすく、いわゆる裏表のない人ほど評価されにくいのだと思いまし…

【レビュー】ウルトラライトハイキング 土屋智哉

ウルトラライトハイキング (ヤマケイ文庫) [ 土屋智哉 ] 価格:864円(税込、送料無料) (2017/11/1時点) [blogcard url="http://thetrailsmag.com/archives/4431"] ライトハイキングとは、装備が軽量化されたハイキングですが、それを極限まで絞り込んだ形…

【レビュー】映画 息もできない

息もできない [ キム・コッピ ] 価格:3693円(税込、送料無料) (2017/11/1時点) 映画「あゝ荒野」が観たいなと思っているのですが、キャストをみていて、主演の一人は韓国人だと気づきました。 [caption id="attachment_621" align="alignnone" width="525"…

【レビュー】大西郷という虚像 原田伊織

大西郷という虚像【電子書籍】[ 原田伊織 ] 価格:1296円 (2017/10/30時点) 西郷隆盛に対するネガティヴな評価はタブーとされる雰囲気がありますが、ボクらが教えられる歴史は、全てある時期を一方的に描かれているものだとあらかじめ感じました。 事実を積…