カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

映画

映画 3‐4×10月

寄った構図から、カメラが引いていくと周囲の状況が徐々に掴めていくというカメラ-ワークが多用されており、それが次の驚きやショックを生み、最後まで飽きさせない作品となっています。 バイオレンスとユーモアのがうまく融合すると、それぞれが相乗効果を…

映画 ザ・ボーイ

中二の娘と観ました。照明の当たり方で、人形であっても表情が変わったように見える手法は、能のようでした。恐怖の裏側には悲しみのストーリーがあって、それを引き立たせるには、美しいものを取り入れるという、ボクなりの恐怖映画の評価の基準をすべて満…

映画 ソナチネ

ところどころ響く銃声の音が、ユーモアからシリアスへの転換のアクセントとなっています。色の対比や遠景、近景のバランスから読み取れる状況は、計算しつくされて撮影されているのだと思いました。 やはり映画は、ストーリー以上に、映像の表現であることが…

映画 傷だらけの悪魔

学校のクラスのごたごたを、当事者以外が真に理解しようとすれば、要点を抽出して、話を単純化してしまいがちですが、複雑な構造のいじめについては、そっくりそのまま理解しなければならないと思いました。そのためには、そのクラスに所属しなければ難しい…

映画 日本の自転車泥棒

震災前の岩手沿岸、福島が、美しく寂しく写されています。 杉本哲太の自転車に乗る姿勢がきれいで、自然の中を自転車で走り抜けるシーンはとても気持ちよく見ることができました。 日本の自転車泥棒 [DVD] 出版社/メーカー: フロンティアワークス 発売日: 20…

映画 あん

印象に残る演技をするなと思いながら見ていた女子中学生が内田伽羅ということを知らないまま観ました。芸能一家で育つとああなるのかと思わずにはいられない魅力を感じました。樹木希林の演技も、永瀬正敏も適役で良かったです。比較的シンプルなストーリー…

映画 ぱいかじ南海大作戦

食料が豊富にあると、人はおおらかになるのだと思いました。 これも原作を読まずに映画を観ました。 ストーリが明快であるため思考は発展しませんが、時間つぶしには良いと思いました。 ぱいかじ南海作戦 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 201…

映画 百瀬、こっち向いて。

解釈は観るものに委ねるという姿勢の映画は考えさせられます。 原作は読んでいませんが良いものなんだと思われ、映画がより具体的に良い作品になったのだと思いました。 実際観るまでは敬遠気味でしたが、心が揺り動かされる場面がいくつもありました。それ…

映画 野火

小説は高校生の頃に読んでいました。細かな内容は忘れてましたが、ストーリーは観ながら思い出しました。 これが真実かどうかはわかりませんが、当時の雰囲気はリアルです。 野火 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹 発売日: 2016/05/12 メディア: DVD この商品を…

映画 二重生活

原作を読んでいませんが、面白い設定で、どのように展開していくのか楽しんで観ることができました。とにかく、門脇麦の演技に夢中になりました。満島ひかりや二階堂ふみ、尾野真千子などに通ずる「覚悟」を感じることができる女優の一人だと確信しました。…

映画 エスター

ホラーというジャンルに分類されるのかはわかりませんが、手に汗握る感じを久々に味わえる映画でした。 持ちモノや服装から、序盤に真相が何となくわかりましたが、わかるとさらに恐怖が増すという感じでした。 イザベル・ファーマンの演技はすごいとしか言…

映画 UDON

人には、器用な人もいれば、不器用な人もいますが、社会にはそれぞれ居場所があるのだと思いました。 不器用な人は妥協しないというセリフに納得し、一つのものを作り続けるのは不器用な人の方が合っているのだと思いました。一方、器用な人は、妥協をするこ…

映画 ロスト・バケーション

一緒に観ていた子供たちは途中で観られなくなるくらいのスリルでした。 泳ぎの苦手なボクから見れば、海に入るということ自体が既に怖いのですが、サメと戦い生き延びるという精神力が素晴らしく、やはり最後まであきらめてはいけないと思わされました。 こ…

映画 ノルウェイの森

原作を読まずに映画を観ました。これまで村上直樹の小説を読みはじめても、なかなか自分の中に入ってこず、完読したことはありませんでしたが、本作は映画ということもあって、ボクみたいに村上初心者には入りやすいのではないかと思ってずっと気になってき…

映画 十字架

中三の息子と中二の娘と一緒に観ることができて良かったです。 大人になったら違う自分が待っているのではなく、今の自分の延長でしかないということを、この映画を通して感じることができたのではないかと思いました。 小説は読んだことがなかったので、読…

映画 日本で一番悪い奴ら

人は環境によって変わっていくのだと思わされました。諸星は己の正義感を屈折させてまで、単にヒーローになりたかっただけだと思いました。市民の安全を守るという大義のために、目の前の犯罪を見逃すという論理は、警察組織の内部ならではの視点ですが、最…

映画 海街diary 是枝裕和

風景の場面が心地よかったです。 娘が漫画で読んで良かったから映画でも見たい、ということで娘と一緒に観ました。 3姉妹とすずのキャスティングはこれ以上ないと思えるほど適役でした。それぞれのイメージそのままの役でと思えました。 映画のストーリーを…

映画 血と骨

人は何のために生きるのか考えさせられました。また、人が人を理解することの難しさを感じました。 不器用な人ほど、自分の追い求めることに矛盾が生じたとき、一方を否定できずに、それぞれに対して肯定することによって、俊平のような二面性が生まれるので…

映画 パージ

恐怖映画には2種類あって、一つは心霊やゾンビなど未知の未確認への恐怖があって、二つ目は、人の恐怖だと思います。心霊やゾンビのホラーは、現実感がない分、リアル感が出せなかったら、一気に興ざめしていまいますが、人の恐怖は、リアルな分、観るほど…

映画 淵に立つ 深田晃司

何年もくすぶる怒りや、一気に燃え上がったり、絶望を感じてある瞬間プツンと切れる感情が表現されていました。 丁寧に設定され、撮影されており、役者の演技も素晴らしく、予想以上に引き込まれる映画でした。 利雄夫婦は、何があったのか知りたいために八…

映画 湯を沸かすほどの熱い愛 中野量太

自分がいなくては家族が回らないと思っている間は、なんの疑いもなく、家族への責任を感じつつ生活をしていきますが、自分の余命が数ヶ月だとわかった時点で、ボクは家族に何ができるのだろうか考えさせられました。 自分が死んだ後、残された家族の生活を考…