カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

絶叫 葉真中顕

女性の社会的地位の弱さを痛感する小説でした。高度経済成長が望めない現代において、女性が男性に依存しない生き方を探して勝ち取っていくには相当厳しい時代であると思いました。

しかし女性が男性の収入に頼らない生活をするには相当な運と実力が必要なわけで、ボク自身の娘の将来を考えた時には、不安にもなりました。
 
女性が男性並みの収入を得る仕事を獲得するだけでも難しく、また、肉体的役割の違いからも、性別による社会的区分を行わないとするのは不可能と思いました。
 
陽子は大金を手にして生き延びたとしても、結局は、女性の弱さが故のループにからは抜け出せないという感想を持ちました。

 

絶叫 (光文社文庫)

絶叫 (光文社文庫)