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愚行録 貫井徳郎

人にはそれぞれストーリーがあって、この瞬間出会っているのだということを認識しました。
社会は、自己中心的な視点でみると、自分以外の人は脇役でしかないように思えますが、他人の視点に立つことで、自分もその人の脇役でしかなく、真の理解者は自分自身しかいないとも思わされました。
あるがままの自分であっても人に恨まれることがあるという恐怖を感じました。

終始、一人称で口語調の文章ですが、徐々に引き込まれ、終盤一気につながり、また予想できなかった犯人とその背景に納得して感服でした。

 

愚行録 (創元推理文庫)

愚行録 (創元推理文庫)