カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

横浜1963 伊藤潤

人は多面的であり、置かれた環境や場面ごとに、その表面的な人間性を変化させるのだとすれば、多面性が強い人ほど評価されやすく、いわゆる裏表のない人ほど評価されにくいのだと思いました。

また、置かれた環境に合わせた仮の人間性は、時間の経過が長いほど身に染みて、それが本当の自分の姿のように思えてくるのだと思いました。

鯨小説の印象が強い伊藤潤ですが、この小説は方向性が違って、また面白かったです。

ショーンと太地と絡めるあたりは面白く読めました。

 

横浜1963

横浜1963