カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

Iターン 福澤徹三

 サラリーマン社会とヤクザ社会の対比が面白かったです。


組織からの視点で見たとき、擬似家族という前提で構成されるヤクザ組織は、資本主義上の会社組織と比べて、むしろ人間としては健全な組織なのではないかとも思いました。


お金の流れからしても、会社は上から下へ、ヤクザは下から上へと、会社とヤクザは全く逆ですが、ボクらは、国に税金として吸い上げられている点では、大きい枠で言えば、ヤクザ組織と同じシステムの中で生きているのだとも感じました。


また暴力行為を働く前提でのヤクザは排除すべき存在ですが、わざわざ悪者ですよと看板をあげている方が、何でもありの半グレ集団よりも悪ではないという見解は面白いと思いました。

 

Iターン (文春文庫)

Iターン (文春文庫)