カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

七つの金印 赤石散人

漢委奴国王印偽物説による小説ですが、金印自体を偽物とするのではなく、現在国宝とされているのは模造品であり、本物は別にあるという内容です。

出自の検証や、それぞれの考察の変遷に妙なリアル感があります。今となっては、金印自体の真偽はわかりませんが、残された資料の矛盾を潰していくことで次第とその真相がはっきりするのだと思いました。

考古学ほどアカデミックな体系が怪しい分野はないと思いますが、トレジャーハンターのように、自分で見つけたものをお宝にするぐらいの気概をもって当たった方が面白いのだと思いました。

 

七つの金印 (講談社文庫)

七つの金印 (講談社文庫)