カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

砂の王国 荻原浩

ホームレスが新興宗教をつくって再起を図るという内容です。
はじめから教祖のカリスマ性や深い教義の解釈があるのではないという手探りの過程が面白く感じました。

しかし信者が増えることにより、信者自身が教義を深く読み、運用し、教祖のカリスマ性が増すという現象は、通常の一般法人の成立過程にも似たものがあるとも思いましたが、宗教法人は人的労務に対する報酬が皆無という点にヤクザ組織の構造にも少し似ているとも感じました。

また小山内の反乱は悔しいですが、結局人心掌握は人を飲み込み、それが正義となるのだと改めて考えさせられました。

 

砂の王国(上) (講談社文庫)

砂の王国(上) (講談社文庫)

 

 

砂の王国(下) (講談社文庫)

砂の王国(下) (講談社文庫)