カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

教団X 中村文則

人の個人的な思考の世界と公の行動の境界線を行ったり来たりする感覚の小説でした。


同じように原始的で個人的な閃きや発想があって、単なる思考から思想へと発展する流れは同じでも、それを人に伝えて発展していく段階で、道は大きく変わるのだと思いました。


これまでの宗教の教祖は神格化する傾向がありましたが、結局松尾のように、大衆の中に入り、そこに居続ける日本的仏教の形態の方が、やはり日本人には受け入れられやすい宗教観のではないかとも感じました。

 

教団X (集英社文庫)

教団X (集英社文庫)