カイコタンの読書ブログ

読書したり映画を観て感じたことをつづっていきます。

破蕾 冲方丁

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冲方丁を久しぶりに読みました。

江戸時代における女の市中引廻しがどのようなものだったのか、よくわかりました。

この本は時代官能という分類ですが、冲方丁らしい深い時代考察のため、当時の雰囲気を感じることができました。

武家社会では仕事や役割が細分化され、農民や商人、寺社の方がより自由に活動できていたのでしょう。

役割が固定化されるほど、内容が特化するというよりも堕落しやすいのだとも思いました。それは今でいう公務員にも通ずるようにも見えますが、平和で安息な社会では、そのようになっていくものだとも思いました。